私は妊活を始めた32歳の時から分子栄養学に基づいた栄養療法を行っているのですが、あるときビタミンCの1日あたりの摂取量を3000mgから6000mgに変更したとき、身体にある変化を感じました。
ある変化とは「体がポッと温かくなった」ということ。
ビタミンCのサプリメントを「“美肌”や“美白”にのために」といって意識的に飲まれている女性は多いかと思いますが、実はビタミンCには体温を上昇させるだけでなく、脂肪燃焼作用があります。
こちらの記事では「運動してもなかなか脂肪が減らない」とお悩みの方にむけて「ダイエットとビタミンCの関係性」についてご紹介していきます。せっかくなので効率よくダイエットしましょうね♪
脂肪燃焼に必須の成分「カルニチン」
ダイエットに興味をもったことがある人であれば、脂肪燃焼に効果がある成分「カルニチン」についてはご存じかと思います。
「カルニチン」は「脂質」と結合できれば、体温を保ち、活動する力となってダイエットの味方になります。
ですが、結合できなかった場合は皮下脂肪や内臓脂肪となってからだの中に蓄えられてしまいます。
カルニチンの必要量と摂取方法について
「カルニチン」は、食事で摂取する方法と、体内で合成する方法があります。
「カルニチン」を食事で摂取する方法
カルニチンを多く含む食品と含有量は以下のとおりです。
〇牛肉 約135mg/100g
〇豚肉 約 70mg/100g
カルニチンの1日の必要量は、個人差がありますが200~500mgと言われており、ダイエットで脂肪を燃焼したいのであればなおさらカルニチンの需要は高まります。(上限は1000mg)
サプリメントとして意識的に摂取しない場合、1日の必要量の約3/4が食事から補給されます。
「カルニチン」を体内で合成する方法
カルニチンは1日の必要量の約3/4は食事から補給されますが、残りの1/4は「体内合成」によって補給します。
カルニチンを体内合成するためには、以下の栄養素が必要になります。
●アミノ酸の「リジン」と「メチオニン」(主成分)
●ビタミンC
●ビタミンB群(ナイアシン、B6)
●鉄
現代ではとくにビタミンCが慢性的に不足しています。ビタミンCは熱を加えると壊れてしまったり、ストレスが多いと需要が高まるので、食事だけではなかなか十分量を確保することが難しいビタミンです。
さらに、ビタミンCは水溶性で、不要な分は体外に流れてしまうので取りだめができません。
厚生労働省は「ビタミンC」の必要栄養処方量を1日100mgと定めていますが、カルニチンを体内合成するには最低でも1日1~3g(なんと10~30倍!)というレベルで必要になってきます。
ビタミンCを大量に摂取することの副作用は下痢が起こるぐらい。もっともよい摂取量は「下痢を起こす直前のギリギリの量」を自分自身で発見し、その量を毎日継続して摂取することです。
さいごに
食事だけでは、なかなかカルニチンを合成できるまでの量を摂取できないのが「ビタミンC」。なので、サプリメントで意識的に摂取するのがおすすめです。
ビタミンCは安価で、「アスコルビン酸」であれば天然や合成などを気にせず摂取できるありがたいビタミン。ただし、チュアブルタイプや糖分が入っているものはおススメしません。
ビタミンCは薬局や通信販売、コンビニでも気軽に購入できるので、美容だけでなくダイエットのためにも継続して摂取してくださいね。
わたしのおすすめはナウフーズのビタミンC1000。大容量ですが、わたしは1日6錠摂取します。あっという間になってしまうのでまとめ買いしています。