「オンライン家庭教師のメリットとデメリットを知りたい。メリットとデメリットが一目で分かるように整理されている記事を読みたい。」
本記事ではそういった疑問を解決します。
わが家は16社のオンライン家庭教師センターで授業を行った経験がありますが、その経験をもとに記事を書いています。
オンライン家庭教師とは?
オンライン家庭教師とは、通常の家庭教師のように先生が生徒の家までは行かずに、
SkypeやZoomなどのインターネット上のWEB会議ツールを使うことによって、対面と同様の一対一の指導を行う方法です。
映像を見て授業を受ける映像授業とも異なります。
オンライン家庭教師のメリットとデメリット
早速、オンライン家庭教師のメリット・デメリット・意外にもデメリットではないことを箇条書きにしたいと思います。
◎メリット
(1)安心した環境で勉強できる
(2)通塾・送迎・交通費が不要
(3)気遣いが不要(お茶・お菓子・掃除)
(4)お弁当が不要
(5)授業料が安い
(6)離れた場所どうしで授業ができる
(7)授業をオーダーメイドできる
(8)情報入手できる
×デメリット
(1)インターネット環境とパソコンが必要
(2)集中できない
(3)学習室が利用できない
〇意外にもデメリットではないこと
(1)信頼関係
(2)理解力
(3)言葉以外の情報(顔の表情など)
それでは順番に解説していきます。
オンライン家庭教師のメリット
(1)安心した環境で勉強できる
ほとんどのお子様は、おうちが一番安心できる場所なのではないでしょうか?
集団塾の場合は、大勢の前で質問できなかったり、お友達同士の面倒な人間関係もあります。
また、個別指導塾も安心した環境かどうかは入会して何度か通って雰囲気を感じないと分からないものです。
娘は、16社のオンライン家庭教師の授業を受けましたが、お家にいる安心感なのかオンライン家庭教師を「嫌だ」と言ったことが一度もありません。
一方、英会話教室に通っていますが、通い始めの頃は、人間関係のストレスを漏らすことがありました。
(2)通塾・送迎・交通費が不要
集団塾・個別指導塾の場合は、通塾が必要です。
交通機関を使用しての通塾の場合は交通費も必要。訪問型の家庭教師の場合も生徒側が講師へ交通費を支払います。
さらに夜遅くる場合は、心配もありますし、お子様がまだ小さい場合は送迎の手間もかかります。
(3)気遣い不要(お茶・お菓子・掃除)
訪問型家庭教師との比較になりますが、他人が家に上がるとなると、お茶・お菓子の準備、部屋の掃除などが必要になります。
オンラインの場合は、背景に映りそうなところだけをきれいにすればよいだけ。
(4)お弁当不要
受験が近づくと、集団塾や個別指導塾では夕飯の時間に指導がおこなわれる場合があり、お弁当を持参しての登校になることもあります。
お弁当は、作る手間がかかり母親はタイヘン。
(5)授業料が安い
オンライン家庭教師が訪問型の家庭教師よりも安いのは想像がつきますが、実は集団塾や個別指導塾よりも安く済むことが多いです。
というのも、オンライン家庭教師は場所代が必要ないため「家賃(土地代)」がかかりません。
また、集団塾や個別指導塾は、夏休みや冬休みに実施される「夏期講習」や「冬期講習」に費用がかさんでしまうという点があげられます。
(6)離れた場所どうしで授業ができる
先生は、自分が希望する大学に在学している先生(または、自分が希望する大学に合格させた実績のある先生)に依頼するのが一番。
例えば地方出身者が東京の大学を希望する場合、先生を近所で探すのはなかなか難しいところがあります。
ですが、オンライン家庭教師だと、離れていても授業が可能。海外ともつながることが可能です。娘も数回、海外在住の先生とつながり授業を受けた経験があります。
(7)授業をオーダーメイドできる
家庭教師にも言えることなのですが、授業をオーダーメイドできることこそが一番の醍醐味。
【フランス語受験の家庭教師できます】 合格: 東京大学文科一類(全仏受験) 慶應義塾大学法学部法律学科 早稲田大学法学部 その他 都内は対面、遠方の方はオンラインでの授業となります。 東大差し替え受験の対策も可。 時間、頻度、金額等は相談。 お気軽にお声かけください。
— た (@omttnlk) April 26, 2020
・英語で数学の授業を受けたい
・●●大学のプログラミングの授業を受けたい
・超マニアックな世界史の授業を受けたい
のようなオーダーメイドの要望は、教室ごとにカリキュラムがある集団塾や個別指導塾では行うことはまず無理です。
娘は、夏休みに作文の授業をオーダーメイドで受けたことがありますよ。
(8)情報を入手できる
実は、情報を入手できることが最大のメリットかもしれません。
特に受験の場合は、情報を知らないと受験するときに不利になるケースが多いです。
・出題される問題の傾向
・どの時期までにどのレベルまで達したら良いか
・模擬試験をどのように受けたら良いか
・併願校(第一志望の学校以外に受験する学校のこと)の受験作戦の立て方
・受験直前期のメンタルケア
・受験会場の雰囲気
など総合的な情報が入手できます。
集団塾ではなかなか入手しづらい情報も気軽に先生に質問をすることができました。
スタッフもかなり頼りになります。
Nettyなどは、とても親身に相談にのっていただけました。
オンライン家庭教師のデメリット
(1)最低限インターネット環境とパソコンが必要
最低限そろえなくてはいけないのが、
・インターネット環境
・パソコン
の2点。そのほか、
・Webカメラ
・ペンタブレット
・ヘッドセット
もあると便利です。
オンライン家庭教師スクールで貸し出しを行う場合もあるので問い合わせるとよいと思います。
場合によっては「書画カメラ(手元カメラ)」も便利かもしれません。
(2)集中できない
やはり自宅なので、勉強以外のものがたくさんあります。
・マンガ
・テレビ
・ゲーム
また、夕飯時であれば、お母さんが作る夕飯のおいしそう~なにおいも漂ってきてそわそわしてしまうことも。
勉強に集中できる環境を意識的に作る必要があります。
「特に国語の授業の場合は、どの学年のお子さまもそわそわしてしまう傾向にある」ととある先生がおっしゃっていました。
(3)自習室が利用できない
集団塾や個別指導塾では自習室というものがある場合があります。
[News] 三田キャンパス大学院校舎のキャレルを一新 https://t.co/JnLcfKojpd pic.twitter.com/B9HN3xcMAZ
— 慶應義塾 (@Keio_univ_PR) April 15, 2019
こんな感じで、机と机が仕切られている半個室のような机がならんでいる「キャレル席」がある場合もあります。
自習室は、ちょっとした空き時間や、集中して学習したい場合にはかなり使える場所。
自宅ではどうしても勉強以外の娯楽が多く、だらけてしまわない工夫が必要です。
オンライン家庭教師 意外にもデメリットではないこと
(1)信頼関係
信頼関係は、直接会う・会わないは意外に関係ありません。
基本的な礼儀、たとえば
・しっかり挨拶をする(お願いします、ありがとうございました)
・時間を守る
・話しかけられたら返事をする
・明るく話す
など当たり前のことができれいれば大丈夫。
たしかにはじめはドギマギしますが、数回誠実に授業がおこなわれると、信頼関係が生まれてきますし、くだけたジョークなども言える仲になるものです。
スクールによっては、直接会う機会などもあって、一生モノの絆が生まれることもあるようですよ。
(2)理解力
インターネットを介したコミュニケーションはスタンダードになってきましたが、まだ十分に浸透しておらず「集団塾や個別指導、訪問型の家庭教師のほうが理解力が上がるのでは?」といった不安が親の世代ではまだ残っているようです。
ですが実際はそういった不安は不要です。
というのも、今時の大学生はインターネットを使いこなすのが本当に得意。
お子さまの能力や個性にに合わせた授業が行われて、理解度が満足のいくものになっており、何より実績が十分に出ています。
(3)言葉以外の情報
人間は、言葉以外でもたくさんの情報を伝えています。
・表情
・ちょっとした息づかい
・顔色
・イライラ・そわそわ
オンライン家庭教師では、この言葉以外の情報が伝わりづらく、分からないまま授業が先にすすんでしまうのでは?と心配していたのですが、全くそのようなことはありませんでした。
●単なる答え合わせにならない
●Yes/Noだけで答えられる質問をしない
●授業は生徒側の書き込みの内容をゆっくりと確認しながら進める
●先生側の一方通行にならないよう配慮
など、授業進行の工夫がしっかりと行われていれば、まったく心配ありませんでした。
さいごに:オンライン家庭教師はメリットのほうが多い
オンライン家庭教師はメリットのほうが断然多いです。
そして、デメリットと言われている部分も工夫と意志次第でデメリットではなくなる可能性も大。
これから先、通信高速化時代に突入し「第5世代移動通信システム ( 5G ) 」のサービスが開始すれば、ますますその重要は高まると同時に、スクールのサービス、先生の質もアップするでしょう。
もしお子様やご家庭のスタイルに合うのであれば、ぜひオンライン家庭教師を検討されてみてください。
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